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新しいフェスを証明したJAPAN JAM 2021

 

2年ぶりとなる音楽フェス「JAPAN JAM 2021」が5月2日(日)、3日(月・祝)、4日(火・祝)、5日(水・祝)の4日間、開催された。

イベント開催にあたっては万全な感染症対策を行い、来場者はルールを守ることを前提に参加し、アーティストも含め全員が

JAPAN JAM 2021を成功させようとする強い思いを感じ、次のイベントにつながる新しい音楽フェスを体感することができた。

 

イベント会場の広さは、2年前は1日平均3万7千人が参加した会場を今回は1万人に制限し、来場者一人一人が十分に余裕を持って間隔がとれる広さで至る所に消毒液が設置されており、来場者は2年ぶりにJAPAN JAM 2021が開催されたことに喜びを肌で実感し、歓声が禁止されている来場者が拍手や体で表現してアーティストと意思疎通を図り、一体感となってフェスを楽しむことができたのはこのフェスを成功させたいという共通の価値観が生まれたからであろう。

 

ステージエリア内は感染症対策としてステージ前方に指定エリアが設けられ、1mx1mの枠内は1名に制限、常時マスク着用、場所取り禁止、歓声発声を禁止となっており、来陽者はスピーカーから聴こえてくるアーティストの生演奏が流れると笑顔になり、ライブにきていることを実感した。

 

来場者は当たり前のようにアーティストが登場しても歓声を上げず、拍手や手を振り、喜びを体で表現。アーティストも同様にルールを守っていただくことを呼びかけ心の声で叫ぶようにお願いし、みんなでコロナを乗り切ろうと熱い思いを感じた。

 

運営サイドにおいても今回のイベントに踏み切った強い思いと綿密な感染症対策を行なっていたと感じた出来事がある。初日に雷が接近し、一旦、参加者全員を安全な場所に避難させた。感染症対策をとりながら雷から避難させることができたのはイベント成功への熱意の表れだ。

 

飲食エリアはアリーナキッチンのエリアとスカイキッチンのエリアの2つのエリアに分かれており、飲食するためのエリアも用意され対策をとっていた。全体では34店舗が出店し、どれもリピーターに愛され、中でも名物の「ハム焼®」を2年ぶりに食べられたこともフェスに参加した実感の一つである。

 

4日目最終日のSUNSET STAGEの大トリとしてBLUE ENCOUNTが2年ぶりに登場。

最終日、強風と雨が降る悪天候の中、来場してくださった観客に「あなたにとってライブは生き甲斐ですか?」とシンプルな質問をした。来場者全員が手を上げ、拍手も鳴り止まなかった。来場された皆さんがライブを愛していることをあらためて感じ、アーティストと思いが通じた瞬間だった。

 

今回参加された来場者はライブの楽しさをあらためて実感したに違いない。今後のコロナ禍における生活の中で音楽を通じて活力を与え、次につながる音楽フェスのあり方を確信することができたイベントだった。 

【イベント名】JAPAN JAM2021

【開催日】5月2日(日)、3日(月・祝)、4日(火・祝)、5日(水・祝)

【開催場所】千葉市蘇我スポーツ公園

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